年度末の今日。
日差しがポカポカと暖かく、車のヒーターはもう暑く感じられ切りました。
春です😆
大好きな春です♪
じいちゃんが生きていたら、外に出て色んな仕事を見つけてやっていたことでしょう。
夜中に「お母ちゃんと小雁〜認知症の喜劇役者 再び舞台へ〜」というドキュメンタリー番組が放送されました。
ーこの人はわたしの夫、喜劇役者の芦屋小雁と申します。5年前認知症になりました。。。あ、申し遅れました。わたしは小雁と連れ添って26年、妻の寛子です。。ー
寛子さんのナレーションから始まったドキュメンタリー。
そう、お母ちゃんとは88歳の小雁さんより30歳年下の奥さまのこと。
5年前に認知症を発症した頃の映像から、昨年12月9日に大衆劇団の舞台に上がるまでの記録です。たった50分番組。。でも5年間。。1800日。。どんだけどんだけ毎日が大変な日々だったことか。。
お母ちゃんはすごいです。
そして小雁さんも本当にすごいです。
小雁さんは、セリフは全く覚えられません。
一生懸命必死で暗記しても、次の瞬間には全て忘れてしまいます。
これは昨年12月の舞台のリハーサル風景。この顔は認知症の方の笑顔ではありませんね。名脇役と呼ばれていた頃の笑顔にしか見えません。
舞台当日、カンペを用意して舞台に上がりました。でも、カンペを見る事すら忘れてしまいます。。。周りの役者のアドリブに助けられ、めっちゃかっこよく、そして芦屋小雁の本領発揮でめっちゃ面白く、舞台をつとめ上げました。
アドリブまで決めてくれました😂よっ!芦屋小雁!!
小雁さんは自分の出番が終わったら、舞台に立ったことすら忘れていました。
ー小雁さんの心に残っていたのは、幸せの記憶でした。。。
これで しばらく 仕事ないの? しばらく仕事ない。
さびしいなあ さみしいなあ
昨日楽しかった? 楽しかったええ
よかった。。。。
小雁さんはいつまでお母ちゃんの事を覚えていてくれるのでしょうか。
私はこの2人の笑顔をずっと忘れないでいたいと思います。
近い将来、母も私の子どもになるのかもしれません。
その時私はこの笑顔でいれるのでしょうか。
寛子母ちゃんの爪の垢を少しいただきたいと思います😢
読んでくださってありがとうございました。
4月1日2日は10時〜17時まで出勤しています。
では又。